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ふらり、ゆるり、上毛町へ再訪&滞在しました。 その1

posted: 2016.01.08

はじめまして、第4期ワーキングステイ参加者の井上佳優子です。熊本出身、東京在住、フリーのアートディレクター、プランナーです。わずか2週間の上毛町滞在ではありましたが、そんな中でも体験し、感じた事を少しでもお伝えできればと思います。

私と上毛町との出会いは2015年6月、お仕事で地域おこし協力隊の西塔さんのもとを訪ねたのがきっかけです。その際には、最低限の町の情報を頂き、役場にごあいさつしたくらいでほぼ打ち合わせ。ただ帰り際にお聞きした「面白い人がたくさん来てくれるんですよ」「今度は上毛のおじさん達と飲んで欲しいですね」という言葉と、田舎暮らし研究サロンから見える風景 (と、しばいぬ村長) が気になっていた所にワーキングステイ募集の記事を発見、「これは!」と応募に至りました。

東京からバタバタした空気をまとったまま上毛町入りして、滞在中お世話になったのは大入(だいにゅう)地区にある吉本さんのお茶室付き別宅、築100年と言われるこちらの大きなお家です。

kayuko1この日は、まさかの初雪!
通称、雁股庵と呼ばれる4部屋+2茶室の1戸建に贅沢にも1人で滞在。実はそんなに寂しくなかったのですが、町の皆さんに「寂しかろう」と心配して頂きました(汗)。
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お茶が大好きなお母さんのために、お父さんが2部屋も茶室を作ってしまった (お父さんの本職は大工ではありません) という微笑ましいエピソードを聞きながら、私の上毛町生活はスタート。夜は鹿の鳴き声と川のせせらぎしか聞こえない、のどかで静かな場所なのです。

kayuko2早朝、散歩に出ると凛とした冷たい空気のなか、こんな風景が広がっております。
kayuko3近くにある貴船神社。上毛町周辺の神社にはお神楽の舞台があるそうです。

他のワーキングステイ参加者の方も書いていらっしゃいますが、“地域に住む人は器用な人が多い”というのを私も実感しました。

2年かけて茶室を造ってしまうお父さん
養蜂巣箱を置いてハチミツを作るおじさん
ライブハウスを造り、お茶も作っちゃうおじさん(あ、みんなおじさん!)

他の地域でも聞く話なので、これは上毛町に限らないのだと思うのですが、つまりは「専門家に頼みたくても居ないから自分でやっちゃう、そしてやれちゃう」ということ。もちろん「自分でやりたい」というのもある。“無いことを” 楽しめる人は田舎暮らしができる人なのかなと思います。

上毛町での出社場所。

インターネット環境がないと、全く仕事にならない私のお仕事事情。にも関わらず、なんと雁股庵はインターネットどころか携帯の電波も危ういという状況でした (とても新鮮!) 。そして「ワーキングステイ」なのだからと、強気にほとんど日常通りの仕事を持ったまま上毛町入りした私。そのソリューションは、“田舎暮らし研究サロン” でした (滞在中、ほとんど住み着いていたと言っても過言ではない)。

前ステイ者(=前ワーキングステイ参加者) の方々が、サロンの紹介はしっかりされていた様なので、私はコンテンツ中心にお届けします。

kayuko4リノベーションされた築100年の古民家。

サロンでのアクティビティその① 快適性をあげるDIY
広く、天高の高い古民家は隙間だらけで寒いものです。するとサロンの2人が…小屋を作っていました。

kayuko5なんと床下の基礎は積み木状態(うむ、不安…)。
kayuko6やはり心もとない…。
でも、こたつを設置し座布団を置いたら、なんということでしょう。小屋の完成です。
12391132_1679594755621235_3934171326466383825_nちょっとした会議室の様にも使えるこちらのスペースはおそらく冬限定なので、ぜひ皆さん寒いうちに遊びにいきましょう!

サロンでのアクティビティその② 映画上映会
残念ながら写真を撮り忘れてしまったのですが、奥の壁面にプロジェクターを投影させれば立派なホームシアターに。こたつでぬくぬく、みかんを食べながらの映画鑑賞は日本文化の醍醐味です。

サロンでのアクティビティその③ ストーブ料理
サロンで活躍するふたつの灯油ストーブ。みらいのしかけHPでも紹介されていますが現在「クッキングストー部」が活動中。
hotさんホットサンドを気長に灯油ストーブへ。 完成!きれいな村長色です。

サロンでのアクティビティその③ 村長の散歩
kumi言わずもがな人気コンテンツ、村長の散歩と有田集落の景色。

他にも、村長の柴ドリルの誘発の仕方を研究してみたり、村長の冬毛の活用法を考えてみたりなどなど、やたら仕事のリフレッシュにばかり力が入っていたことに今気がつきました。どうりで….

ただ言える事は、なんにも無いと思われがちな田舎でも、あなたの企画力と楽しむ力でいかようにでもエンターテイメントは生まれると言う事。そして私が大変長い時間をこちらで過ごしたと言う事…。

ところで「肝心の仕事は問題なくできるのか?」というポイントですが、結論、できます。ただ個人的な感想としては、東京での仕事より段取り力が必要だと感じました。これは仕事に限る事ではなく生活全体に言える事かもしれないです。車で移動しないとコンビニや郵便局が無い環境下では、なんだかいつの間にか一日が終わるという日が多かった。日頃、なんと便利な環境に居るのか、そしてその便利さから捻出される時間を見事に仕事のみにあててしまっているのか…考えさせられました。またサロンに居ると様々なお客様がいらっしゃいます。それは楽しい出会いでもあるのですが、ついつい盛り上がって仕事が…となりがちでした。自分次第でどうにでもなりますが、これは短期滞在者の弱点かもしれませんね。今後、ワーキングステイに参加しようと思う方は、仕事を減らして参加される事をお勧めします!