【募集終了】田舎でお試し居住 『上毛町ワーキングステイ2014』募集要項

 

 

上毛町ワーキングステイ2014
進化し続ける小さなまち「上毛町」で考える「みらいのシカケ」

text=坂田賢治(福岡R不動産)

1たまには気持ちの良い場所に仕事場を持って行ってもいいのでは?
上毛町ではこんな環境で仕事をすることも。

 

かつては、福岡県内でもかなりマイナーだった上毛町。
僕たちも知らなかったし、地図で町名を見ても読めないと言いたい放題言ってきましたが、最近は、いろんな所で名前を聞くようになりました。

そのきっかけがワーキングステイ。

 

ワーキングステイとは

「まちづくり」や「田舎暮らし」に興味があり、デザインやWEB等の知識がある方を対象に、上毛町の空き家にお試しで居住し、仕事のスキルを活かして町に貢献してもらうというもの。

今までに、webエンジニア、グラフィックデザイナー、webマガジン運営チーム(小説家や写真家、デザイナーなど様々なスキルを持つ女性ブロガーが共同で運営)、NPOの職員、カフェのマスターなど個性豊かな方々が参加し、フォトブックや情報誌、WEBサイト、町への企画提案書など、様々なものが生み出されました。

 

2第1回目のワーキングステイ参加者とのミーティング。
プログラムが終わっても町との繋がりが続くのも特徴の1つ。
(撮影:ワーキングステイ2012参加者・コヤナギユウさん)

 

現在、ワーキングステイの募集を行なっているこのサイト「みらいのシカケ」も、プログラム後に参加者が中心となって、企画・制作しました。このように、町と福岡R不動産が共同で始めたプロジェクトをきっかけに、全国の面白い人たちが上毛町を訪れ、次々にファンになっています。

しかし正直なところ、上毛町はこれと言った特徴はありません。パっと見は、どこにでもある田舎。それどころか、人口が減り続け、高齢者の割合が30%を超えるという過疎化が進んでいる地域。

 

それでは、なぜ上毛町は人を惹きつけるのでしょうか?

それは、様々な要因が重なった結果ではあるのですが、その中でも大きな要素が「まちづくりへの熱量」。
上毛町には、ワーキングステイを行う前から、様々な視点でまちづくりを行なっている人たちがいました。町役場の職員はもとより、都会からのIターン・Uターン者、地元のおじちゃんやおばちゃん、そして全国から、この町を気に入り定期的に通いながら関わる人たちもいます。だからこそ、僕らも一緒に何かできたらなと思えたし、通う度にファンになっていく町です。

 

さらに地元の人たちのスキルがスゴイ!
鹿を捌いたり、ショベルカーを乗りこなしたり、コンクリートを打ったりと多才。「○○できる人はいないですか」と相談すると、「それなら△△さんができるよ」とすぐに返答が。そんな彼らに教えてもらい、移住者たちも次々に新しいスキルを身に着けていきます。

 

3(写真左)「柱がほしい」と言ったら、すぐに丸太が1本到着。
(写真右)最近は山に生えている野草を料理するのがブーム。
(写真右 撮影:コヤナギユウさん)

 

何でも揃っている都会と違って、ここでは自分たちで出来ることは自分たちで行うというDIY(Do It Yourself)の文化が自然と根付いているようです。

 

もう1つ、この町の面白さを挙げるとしたら「スピード感」。
1回目のワーキングステイ後に「自然を感じられるコワーキングスペースが必要」という声が参加者から出ると、次の年には古民家をリノベーションして作ってしまいました。しかも、普通に古民家をリノベーションしても面白くないと、建築やまちづくりを学ぶ学生を対象とした教育プログラムとして。

この教育プログラム「DesignBuildFUKUOKA(デザイン・ビルド・フクオカ)」についてはこちらをご覧ください。

 

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(写真左)町内外の多くの人の力を借りた古民家のリノベーション。
(写真右)モルタルでの土間うちも学生自ら行ないました。

 

この時も、職人さんだけではなく、地元の方々にも協力いただき、土間うちや解体などを学生たちに教えてもらいました。
ほかにも、ワーキングステイ参加者や、町に遊びにきた人たちから出された「アイディア」が、このサイト「みらいのシカケ」には集まっています。そして、実際に町内外の人たちの手によって、徐々にカタチになりつつあるのです。これが「未来をつくる新しいシカケ」です。

 

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築100年の古民家をリノベーションしたコワーキングスペース
(田舎暮らし研究交流サロン 愛称:ミラノシカ)。
撮影:コヤナギユウさん

 

このように小さな町ですが、何かが起こりそう、新しい流れが生まれそうという期待感が、人を惹きつけているようです。

3回目となる今回のワーキングステイでは、参加者の方に、ご自分の仕事環境として、コワーキングスペース「上毛町 田舎暮らし研究交流サロン」(愛称:ミラノシカ) を使い、田舎ならではのワークスタイルを試して頂ければと思います。その上で、移住者を呼び込むための提案書(仕組みづくりや、情報発信のやり方等)の作成などをお願いしたいと思います。

このミラノシカ、オープンしてからまだ数ヶ月ですが、すでに全国から多くの人が訪れ、地元の人も巻き込みながら新しいアイディアが続々と集まっています。

この小さな町の新しい流れに、あなたも乗ってみませんか?

 

 

 

 

「上毛町ワーキングステイ2014」募集要項

〜福岡県東端の町で地域を元気にする仕事と居住体験〜

 

さて、前置きが長くなりましたが、この絶賛進化中の上毛町で、一定期間お試し居住し、(自分の仕事をしながら)町への簡単な提案書作成に協力をしていただく人を募集します。

 

6縁側でのんびりとお仕事を(撮影:コヤナギユウさん)

 

本事業は、上毛町に興味がある方が実際に一定期間上毛町に滞在し、仕事をする体験を通して、「お試し居住」だけではない、より現実的な移住の可能性を探るためのモニタリングをさせていただくことを目的としています。様々なスキルを活かして町に貢献しながら、上毛町の暮らしを体感していただく「上毛町ワーキングステイ」の参加者を募集します。

 

7福岡県の東端に位置する上毛町。隣は大分県。

 

【対象】
田舎暮らし、まちづくり、地域イノベーションに関心があり、Web制作・グラフフィックデザイン・ソーシャルメディア活用、コピーライティング、フォトグラフィック等のスキルのある方。他にも、料理や文筆業、○○屋さんなど自分のスキルを活かして、まちづくりへの貢献ができる方も大歓迎。

【内容】
福岡県築上郡上毛町に一定期間居住し、お持ちのスキルを活かして、移住者を呼び込むための提案書(仕組みづくりや、情報発信のやり方等)を作成していただきます。

【場所】
福岡県築上郡上毛町(こうげまち)

【期間】
2014年10月〜2014年12月のうち14日間以上1ヶ月間以内
(期間はご希望に合わせて調整可能で、日数は通算滞在日数です。)

【募集定員】
3組(ご家族・ご友人を伴っての滞在も可能です)

【募集条件】

  • ◆基本的に、ご自身の仕事を続けながらの滞在を推奨します。
  • ◆居住場所は上毛町にてご用意致しますが、賃料として500円(1組あたり、光熱水費含)をご負担頂きます。(光熱水費が1万円を超える場合は、別途負担をいただきます。)
  • ◆上毛町までの1往復交通費実費(上限3万円)を支給します。
  • ◆提案書作成に当たっては、滞在中、町の担当者と相談しながら進めていただきます。
  • ◆提案書作成の謝礼として2万円をお支払い致します。(交通費別途)
  • ◆滞在中のアンケートや、滞在後のインタビュー調査にご協力をお願い致します。
  • ◆情報発信(フェイスブック・ツイッター・ブログ等)・メディア取材にご協力をお願い致します。
  • ◆必要最小限の家具、家電は用意致します。
  • ◆パソコン、インターネット環境(モバイルルーター)のご準備をお願いいたします。滞在物件にはネット環境がありません。通信速度が速いネット環境が必要な場合は、各滞在物件から車で10分ほどの場所にあるコワーキングスペースとしても使えるカフェ「上毛の食卓もくもく」をご利用ください。「田舎暮らし研究交流サロン(愛称:ミラノシカ)」にもネット環境(ADSL)があります。
  •  ◆生活に必要となりますので、車・バイク等の移動手段のご準備をお願いいたします。コミュニティバスがありますが、便が少なく、基本的には車がないと何もできない場所です。
  • ◆移動手段をお持ちではない方は、地元のレンタカー屋さん等をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。(昨年は月35,000円程度/台)
  • ◆ご希望に応じて、農産物の収穫等、体験活動への参加も可能です。
  • ◆応募者多数の場合は、応募内容を参考に、選考をさせて頂きます。

 

【応募方法】
こちらよりご応募ください。

 

【応募締切】
2014年9月21日(日)20時

【企画・運営】
株式会社DMX(福岡R不動産) ※町からの委託を受けて実施しています。

【現地サポート】
上毛町企画情報課

 

 

居住物件No.1(所在地:上毛町西友枝)

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(写真左)築100年以上とは思えないきれいな外観。
(写真右)室内は古民家の良さと機能性が両立しています。

 

6月にはホタルの群生が見られる、清流友枝川を囲む集落の中に位置するこの家屋は、築100年以上の建物をオーナーさんが自ら改修したもの。中には本格的な茶室もあり、静かでゆったりとした、時間が過ごせます。携帯電話やモバイルルーターの電波は入りづらいのですが、昨年の参加者の中にはその環境がかえって良いという人も。お風呂は何と岩風呂。
オーナーさんご夫婦とお茶を楽しみたい方に是非。

 

居住物件No.2(所在地:上毛町原井)
 9(写真左)真ん中の竹に少し隠れた建物が物件。
(写真右)オーナーさんが工房に使用している納屋。

 

ため池のほとりにあるこの物件。職業訓練校で機械の整備を教えていたオーナーさんが、退職後に趣味のものづくりをする工房として納屋を使用しています。先生なので、工具も本格的。納屋の一部は自分で増築し、物づくりが好きな人には堪らない環境。建物の奥にはため池を眺めるように段々畑があり、ゆったりした時間が流れています。

 

居住物件No.3(所在地:上毛町東上有田)

10(写真左)自然の中でゆったりとした時間が過ごせそう。
(写真右)周りには段々畑が広がっています。

 

町の中心部から車で15分ほど谷を登っていった先にある有田地区には、現在13戸が暮らしています。目の前に広がるのはきれいに手入れされた田んぼ景色。この地区の方は、良く言えば「フレンドリー」、悪く言えば「おせっかい」。都会では少なくなった近所づきあいというものが、しっかり残っている地域です。地元の人と積極的に関わっていきたいという方にはまさにピッタリの場所。「上毛町 田舎暮らし研究交流サロン(愛称:ミラノシカ)」もこの有田地区にあり、今回、ワーキングステイ中のサポートをしてくださる地域おこし協力隊の西塔さん夫妻もこの近くに住んでいます。
※こちらの物件は10月~11月の期間となります。

 

応募はこちらより。

 

 

 

 

 

written in 2014.09.06 by saitomotomi