僕らのみらい、
希望と挫折は
いつも半々。

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シカケのこれまで、これから

projects' history
上毛町では5年あまりで様々なシカケに取り組んできました。
これまでのシカケがどのように生み出され、何をもたらしたのかを
時系列に追っていきます。ただ振り返るだけではなく、
今後何ができていくかをみなさんと考えていければと思います。

2012

ワーキングステイ/大学生フィールドワーク

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    ワーキングステイ

    「みらいのシカケ」を象徴するのが、このお試し居住企画「上毛町ワーキングステイ」です。全てはここから始まったといえます。
    「自分の仕事を持ち込んで、働きながら田舎暮らしを体験する」というのがコンセプトです。町内の魅力ある”空き家”を、役場が借り受けて、希望者に「1ヶ月間 家賃500円」で貸し出す方式。毎年夏から秋にかけて、3組の限定募集をしています。全国的に珍しい取り組みだったこともあり、初年度から20組以上の応募がありました。

    ワーキングステイの詳細→
    photo: ワーキングステイ
    核となる取り組み

    「みらいのシカケ」の最初の取り組みです。”地域に関わることに興味をもってくれる若者たちの声”を、まずはちゃんと聞いてみようと始まりました。毎年秋に、3組の募集ではありますが、多くの応募者が集まり、期間中も、たくさんの地域との交流の機会が準備されています。素晴らしい大家さんや物件に恵まれ恒例のプログラムとなり、毎年新しい参加者が視点を、町にもたらしてくださいます。

    もたらされた気づき

    移住は、結婚に近いということ。都市部からやってくる若者と、地元で受け入れる住民との”結婚”のようなプロセスです。それには、軽やかな出会いの場が必要であり、お互いの相性を見極め、関係性を育む時間が必要であることがわかってきました。

    次々と生まれるアイデアを、即実行!

    そして、都市部で暮らしてる参加者の考えに耳を傾け、地域で受け入れてくださる方々の不安や懸念も寄り添う中で、様々な企画が立ちあがっていくことになります。

    例えば、 「せっかく、田舎に暮らすならば、家の中にこもらず、眺めのいい場所で働けるワークスペースが欲しい」という声があり、田舎暮らし研究交流サロンというワークスペースを兼ねた、移住相談の窓口が生まれることになります。

    たくみの一歩目に、関わっていただくことで、その後も応援し続けてくださる”仲間”が、ワーキングステイを通してできてきました。

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    大学生フィールドワーク

    上毛町には大学や専門学校がありません。そのため、18歳〜22歳の若者が極端に少ないのです。この年代の若者たちにも上毛町を知ってもらい、一緒に町を楽しみたいという思いから企画を練りました。「とにかく町外の人材を滞在型で巻き込んでいこう」という試行錯誤の時期だった思います。 大学生が1ヶ月間、地域の中でホームステイしながら、フィールドワークをし、最後にレポートをまとめるという企画。地域づくり系の大学生だけでなく、教育や建築を学ぶ学生まで参加者は多彩で、なかにはセネガル人の学生もいました。

    大学生フィールドワークの詳細→
    photo: 大学生フィールドワーク
    もたらしたこと

    ワーキングステイの参加者は、自分の仕事を持ち込んで、働きながらの滞在ですが、大学生フィールドワーカーは、ずっと地域の中で動き回ることができます。また、車など自力での移動手段がないために、多くの住民にお世話になる機会も多く、たくさんの方々との出会いが、自然に生まれました。

    その結果として、「若者が町にやってくることは、楽しい!」という雰囲気が広がり、「今年はどんな子がくるの?うちにも寄ってね!」と声をかけてもらえるようになりました。移住・交流イベントを行う上での素地が、出来上がっていきました。

2013

上毛町 地域おこし協力隊 導入開始 / KOUGE デザインビルド

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    上毛町 地域おこし協力隊 導入開始

    「みらいのシカケ」の現場スタッフとして地域おこし協力隊が着任しました。一人目は西塔(2013年〜2015年)、2人目は若岡(2015年~2017)、3人目小林(2016〜2018)4人目中村(2018〜)。
    「上毛町田舎暮らし研究サロン」(通称:ミラノシカ)に拠点をおきながら、移住交流の相談対応や、情報発信のほか、このページのほぼ全ての「みらいのシカケ」企画を、協力隊が中心となって実施しています。

    地域おこし協力隊のページ→
    photo: 地域おこし協力
    もたらしたこと

    専属のスタッフがついたことで、加速していきます。多くの取材が入るようになり、ワーキングステイと大学生フィールドワークに加えて、KOUGEデザインビルドという半年にわたるプログラムも始まりました。
    また、地域おこし協力隊が任期が終了して、新しいスタッフが加わるたびに、立ち上がるシカケ(企画)の趣向が変わっていくのも魅力の一つです。

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    KOUGE デザインビルド

    古民家のリノベーションをテーマとした「実践型建築教育プログラム」。
    公募で集まった学生ら8名が設計から解体、DIY施工までを行う企画で、地域の方々にも多数参加していただきました。詳細は、「KOUGEデザインビルド」をご覧ください。

    KOUGE デザインビルドの詳細→
    photo: KOUGE デザインビルド
    もたらしたこと

    そうして、2014年春にリノベーションされた古民家は「上毛町田舎暮らし研究交流サロン」としてオープン。DIYに関わった100人以上の方々の口コミによって、1年目から多くの方が訪れるような拠点となりました。
    また、このプログラムを通して、移住者が空き家を活用する際の様々な方法を学ぶことができ、リノベーションのための、建築家や工務店、建具屋さんなど心強い専門家とのつながりもできました。移住を希望される方には、そのような知見やネットワークもご提供しています。

2014

田舎暮らし研究交流サロン / みらいのシカケ

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    田舎暮らし研究交流サロン

    KOUGEデザインビルドによって、DIでYリノベーションされた古民家が、「田舎暮らし研究交流サロン」としてオープンしました。通称、ミラノシカと呼ばれています。世帯数15軒余りの谷あいにあります。
    山の中腹に立地し、瀬戸内海を見渡す窓からの眺めは、息のみます。現在は、地域おこし協力隊がスタッフとして勤務しています。
    上毛町への移住・交流の相談の窓口であり、さまざなイベントや情報発信をする拠点になっています。

    田舎暮らし研究交流サロンの詳細 →
    photo: 田舎暮らし研究サロン
    もたらしたこと

    「こんな場所に移住交流拠点を作っても、誰も来ないのではないか」という懸念をよそに、年間述べ1000人以上の来館者が、交流イベントに参加したり、移住相談に訪れるなどして、賑わっています。夏場には2人のスタッフでは対応できない日も多くなりました。
    私たちは、この場所が、「自分のやりたいこと」を、自由に話せる場所でありたいと思っています。移住は人生の大きな決断です。移住希望者だけでなく、地域の課題でも、起業でも、なんでも良いんです。私たちに、何かお手伝いできることがあれば、全力でサポートさせていただきます。(行政施設の限界もありますが…)。
    自分の思いを話してみることから、何かが動き出す。これまでの数年で、そういう瞬間を何度も生んできました。
    一度、ふらっと、いつでも遊びにいらしてください。

    photo: 田舎暮らし研究サロンの夜景
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    みらいのシカケ

    上毛町からの情報を発信するためのプロジェクトとして「「みらいのシカケ」が生まれました(当サイトの名前はここから来ています)。
    当初は様々な人との関係性を生み、人を巻き込むために次々と生まれていく"シカケ"にフィーチャーしていきました。
    そして現在はある程度落ち着き、次のステップとしてそこに関わる人々にフォーカスをあてる方向へシフトしているところです。

    みらいのシカケについて→
    photo: みらいのシカケ
    もたらしたこと

    田舎暮らし交流研究サロンが立ち上がり、そこで行われるイベントや取り組みなどの情報をまとめ、お伝えすることが可能に。
    情報発信の間口は広がり、SNS(Facebook/Instagram)などでも展開するようになり、一定数のファンも獲得することができました。

2015

福岡こうげ しばいぬ物件案内

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    福岡こうげ しばいぬ物件案内

    「上毛町 空き家バンク」のWebサイトです。空き家バンクとは、空き家の賃貸・売却を希望する所有者と、空き家を活用したい方(移住者など)をマッチングする制度で、全国の各自治体が取り組んでいます。
    「上毛町 空き家バンク」は物件情報だけでなく、町の暮らしや移住者のリアルな声が届けれらるように、企画しました。モチーフは上毛町でよく飼われている柴犬です。

    しばいぬ物件案内の詳細 →
    photo: 福岡こうげ しばいぬ物件案内
    起きている変化

    上毛町への移住希望者が増加し、空き家が流動化してくなかで、これまで上毛町にはなかった不動産屋さんを起業する地元の若者が現れました。これにより、ますます多くの有休不動産の活用が進んでいくでしょう。
    一方で課題もあります。借りたい人に対して、空き家を提供してくださる所有者が、まだまだ足りないことです。空き家とはいえ、所有者にとっては単純な貸家ではなく、大切なご実家であることがほとんどですので、いたしかたありません。

    • logo: 福岡こうげ しばいぬ物件案内
    • illust: 空き家バンク制度の図

2016

修験道トレイル

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    修験道トレイル

    上毛の山々を走って、古道の再生、誘客につなげる取り組みです。
    かつて修験者がこもっていた山々であることもアピールできました。

    修験道トレイルの詳細 →
    photo: 修験道トレイル
    里山のためにできること

    荒れていく里山に何ができるか。
    そんな大きな問題に対する答えのひとつが、トレイルランニング。
    町外から人を集める町のPRすることができ、荒れてしまった道を整備をし人が足を踏み入れることが里山を守るはじめの一歩にもつながっています。

    • photo: 修験道トレイル
    • photo: 修験道トレイル
    • photo: 修験道トレイル
    • photo: 修験道トレイル

2017

まちライブラリ@ミラノシカ

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    まちライブラリー@ミラノシカ

    まちライブラリーとはカフェやギャラリーなどを個人図書館化できる仕組みです。
    本棚に集まる本は全て持ち寄ったり寄贈されたもの。寄贈してくださった方には一言メッセージを専用カードに書いていただき、本の最後にあるポケットへ。カードには読んだ人が感想などを書き込めるようになっています。本を手に取った人が感想や書評を加えていくことで、また次にその本を手に取った人の興味・関心を引き出すことができ、本を通じたコミュニケーションが生まれます。
    ミラノシカでも地域の人々や県外から訪れる人々のハブとなる仕組みとして導入しています。

    まちライブラリの詳細 →
    photo: まちライブラリ

future

みらいのシカケのこれから

こうして「みらいのシカケ」を通して、少しずつ移住者がやってくる町になりました。
毎年、数組の移住者を受け入れています。そのほかにも、通いながら”まちづくり”に関わるというスタイルの方(関係人口)も増えてきました。
なにより、地元の方々の前向きなパワーが、以前にもまして感じられるようになってきた思います。
そのようなIターン・Uターンや地元住民が、新しく始めた「民間のプロジェクト/事業」が、昨年ごろから、次々と芽吹き始めています。
カフェ、不動産屋、餃子屋、蕎麦屋、住み開き、映画部、野草研究会、子供達のための場づくり、まだまだ小さな芽が、次々に続くようです。
新しい移住者を受け入れることも大切ですが、そういうお店や取り組みも積極的に応援していきたいと思います。
また、新しいスタッフとして、次の地域おこし協力隊も決まりました。担い手が変われば、企画も少しずつ変わっていくかもしれません。

「みらいのシカケ」は、今では、福岡県の移住促進成功事例として紹介されることもあります。
しかし、成功事例ではありません。道半ばの”挑戦事例”です。
まだまだ、これから始まったばかりなのです。