僕らのみらい、
希望と挫折は
いつも半々。

menu

真冬のダンスイング

posted: 2016.01.30

若岡です。大寒波のせいで最低気温-5℃という北の国と化し、てんやわんやでした。ようやく落ち着いたので、ここで雪の日を振り返ってログを一つ。

もりもり降る雪で膝下近くまで埋もれ、周囲は真っ白に。
「これだけ降ったのは記憶にない」「50年以上たつかなあ」
集落の古老やおじさんたちは思い出そうと、記憶をさかのぼるものの、はっきりとは覚えておらず。

記憶にない以上は大寒波の怖さを知らないわけで。
当然、誰も備えをしていないわけで。
水道管が凍ってしまうわけで。
断水してしまったわけで。
「北の国から」の純のような語りになるわけで。

蛇口も凍りました。

蛇口も凍りました。

だからといって、堪え忍ぶだけじゃないのが、ここ有田集落なわけで。
雪がやむと招集をかけられました。「ちょっと来てくれ」とカジュアルな一声。のこのこ出て行くと特命が待っていました。任務は水道管の解凍。拒否権なく強引に僕も復旧隊の一員に加えられました。

その場で手渡されたのはずしりとしたリュック。むっ、背負うとじんわり温かい。
中身はお湯の入ったペットボトル。重さにして20kg。しこたま詰め込まれています。
解凍方法はいたってシンプル。水道管を外して、その中にお湯を注いで氷を溶かす。以上です。
ここまで3分程度。なんだこのスピード感。説明もそこそこに、いざ出発です!

重い。普段走っていてよかった、と思いましたが、走ってなければ呼ばれなかったのかも……。

重い。普段走っていてよかった、と思いましたが、走ってなければ呼ばれなかったのかも……。

自主的に素早く行動できるのには訳があります。
集落の水は簡易水道でまかなわれています。川から引いて濾過槽を通った水を各家庭で使っているのです。設備は集落で設置。だから管理するのも住民です。
濾過槽に砂やゴミがたまって目詰まりを起こすと、水が止まってしまいます。
そんな時は当番が掃除に向かいます。普段から自分たちで水を守っているので、トラブルが起きたときに誰かに頼るのではなく、まずは自分たちで何とかしようとする。日頃から自主自立の精神が形作られているのです。

また次回なわけで。続きます。

突然呼ばれたので僕はフリース、綿パンという軽装でした。

突然呼ばれたので僕はフリース、綿パンという軽装でした。