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プレイバック2016ワーキングステイ

posted: 2017.03.06

ひとつの事象でも視点を少し変えると、まったく違った発見があるものです。
ミラノシカに来館される皆さんに接していると、風景ひとつにしても新鮮な驚きをいただけます。ありがとうございます。自分の視点、思考だけでは凝り固まってしまうものだと痛感しております。

景色だけでもそうなのでうから、上毛町という大きなフィールド(小さな町ですが)であれば、なおさらステキな気付きがあるはず。

というわけで、昨年のワーキングステイに参加された3組に滞在中の様子を記事や動画で振り返っていただきます。どういったものがあがってくるのか楽しみです。

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福岡市から参加された中西大輔さん、美紀子さん夫妻はレザークラフトを生業にしています。お酒が好きなご夫婦とあって各所で引っ張りだこでした。

中西さんご夫妻

中西さんご夫妻

夜に限らず、昼間も地域の方々と行き来をして交流を深めた中西さん。レザークラフトのワークショップを開いたり、地域の行事や大家さんとの薪割りに参加したりと、日に日に上毛町になじんでいきました。

そこで「住んでいた原井地区に受け入れる土壌があっただけかもしれませんが、閉鎖的じゃなくてフレンドリーな人が多かったです。こちらが労力を惜しまなければ、ちゃんと受け入れてもらえる」と感じたそうです。

楽しみすぎて仕事が遅れがちになることもあったそうですが、調整ができる範囲でしたら地域との交流を優先するのもひとつの手かもしれません。後々になると、お互いに声をかけにくくなることも。地域の方に興味を持ってもらえている間に、お互いの時間を共有できると距離がぐっと縮まります。

ワークショップで地域の方々との距離がぐっと縮まったそうです。

ワークショップで地域の方々との距離がぐっと縮まったそうです。

住んでみていろんな発見がありました。「都市部に比べて家賃が安い、土地が広いのは漠然と分かっていたつもり。でも、来てみて、住んでみないと実感できなかったです。ハンマーを使うときでも音を気にせずに、広々としたワークスペースで作業でき、まったくストレスがなかったです。住んでみて気づいたこととしては、田舎といっても暮らしてみると、上毛町は生活する分には不自由がないということです」

そうです。意外と便利なんです、上毛町。

大輔さんにとって印象的だったのは、上毛町の中でも、とりわけ人口の少ない大入地区での神楽。「この地区は世帯数も数世帯しかなく、神楽は久しぶりなうえに、その中でも数十年ぶりに行われた『湯立神楽』を見られたのは、かなり貴重な体験でした」と大輔さん。長い竹を軽々と登る湯立神楽に魅了されていました。
神楽は、奉納する演目によって集落の方々が神楽団体に出す金額が変わります。湯立はとりわけ高額です。還暦や出産などの大きな祝い事がないと、あまりあげられません。「個人的な慶事を地域ぐるみで祝う、そしてその場に立ち合えるというのは忘れられない思い出です」

神楽のハイライトとなった湯立神事。すごい高さです。

神楽のハイライトとなった湯立神事。すごい高さです。

中西さん夫妻はワーキングステイ以前にも上毛町を訪れて気に入っていたといいます。その上で実際に暮らしてみることで、町への愛着が深まったようです。
「今は60代くらいの世代でも人数が多いので、コミュニティーとして元気だし、成り立っていますが、これからの世代は、難しく感じる部分もあります」

地域の課題を感じたという大輔さんは「ワーキングステイは終わりましたが、レザークラフトのワークショップや地域行事のお手伝いなど、自分に出来ることで、これからも上毛町に関わっていきたいです」と上毛町での拠点づくりも検討しています。田舎暮らしの実情を知り、自分に何ができるのかをじっくり考えられるのは1カ月というまとまった期間があったから。そして、上毛町に
継続してコミットしていただけるというのはワーキングステイ冥利に尽きます。